Stranger Things
2018.05.05 京都 土曜日
去年台湾の街を歩いてるときに見つけたおかしな壁。
信号待ちの高架下での少しの時間は暑がりの僕にとってとても大切な時間だった。
まだ4月だというのに台湾の街の昼はとても暑かった。
僕たちは、僕たちのうちの誰かがガイドブックで見つけた美味しいスープの店に向かってホテルから歩いていた。
コンクリートの色が目につく街角をいくつも通り越し(時には当てずっぽうで曲がってみたりもした)ているうちに僕たちはすっかり目的のお店を見失っていた。
ほとんどシャッターが下りた商店街のような場所を歩いていると、一つだけカラフルな看板を出している店があった。
そこではハンバーガーを売っていた。
どうやら地図上では、この店の隣のシャッターが僕たちが目指していた店のようだった。
たまたま休みなのか、もう潰れてなくなってしまったのか。
とにかく僕たちは暑くて溶けそうなコンクリートの道をまた歩き始めた。
途中、日本語がとても上手なおばあちゃんが声をかけてくれた。
「美味しい朝食?あるある、こっちだよ。案内してあげる。」
僕たちの返事を待たずにおばあちゃんは歩き出し、僕たちはその後ろを付いて行った。
その途中の高架下の壁に不思議なものがぎっしりと敷き詰められたいた。
何かの基盤に見えるそれらは、なんの説明もなくただそこに敷き詰められていた。
僕はなんだかこの不思議な壁が気になってしまい、隣にいたメンバーのカメラを借りて写真を撮った。
信号が変わってまたおばあちゃんが歩きだした。
僕以外のみんなはこの壁のことはそんなに気になっていないようだった。
見知らぬ街で見知らぬおばあちゃんに連れられ、見知らぬお店に朝食を食べに歩く。
街からしたら僕たちの方がよっぽど見知らぬ人たちだけど。
おばあちゃんは何も話さないまま、街をまっすぐ進んだり、急に曲がったりする。
なんだかどれだけ歩いても絶対に着かないような気がしてきた。
僕たちは今どこにいるのだろう。
どうやって帰るんだろうか。
この迷路みたいな街を空から真下に見下ろしたら、さっきの壁みたいになるかな、と思った。
福富優樹
去年走在台灣的街道,發現這面奇怪的牆。
站在高架橋下,等待燈號變換的短暫片刻,對熱昏的我來說是相當珍貴。
明明才四月台灣街道的午後就出奇炎熱。
從飯店出發,我們往忘記是誰從旅遊書找到的美味湯品店的方向走著。
我一邊開始在意起水泥牆的顏色,不知穿過幾個街角之後(有時完全碰運氣彎進巷弄)才發現已經迷失原本的方向。
走在店家幾乎都拉下鐵門的街道,那裡只有一家店開著色彩鮮豔的招牌。
有賣著漢堡的店。
回過頭來看看地圖,隔壁那家拉下鐵門的店,好像就是我們的目的地。
是剛好休息,還是已經倒店了呢。
總之我們繼續走在彷彿熱到快融化的水泥街道上。
走了一會,一口說著流利日語婆婆向我們搭話。
「找好吃的早餐嗎?有喔有喔,往這邊走。我帶你們去。」
沒等我們回話,婆婆就開始往前走了,我們隨後跟上順著他的腳步前進。
途中經過高架橋下的這面不可思議的牆上,鋪滿密密麻麻外表不可思議的物件。
好像是以什麼為基礎打造卻不見任何說明,只是一昧的將它鋪滿。
不知為何我開始在意起這面不可思議的牆,便向身旁的團員借了相機拍下照片。
信號轉為綠燈,婆婆繼續往前走。
除了我以外大家好像都不是很在意這面牆呢。 陌生的街道上被陌生的婆婆帶著路,為了要去吃一家未知的店繼續走著。
不過對街道來說,我們才像是陌生的一群人吧。
婆婆沒說什麼話,一股腦地直直前進,一下又急轉入巷弄。感覺無論走多久我們都不會到達目的地。 我們現在究竟在哪裡呢。
回去的路該怎麼辦呢。
我想,這個像迷宮的街道,從天空往下窺看的話,是不是像是剛剛的牆壁一樣呢。
福富優樹
7/16 (月・祝) 東京・下北沢 SHELTER
Homecomings presents「Better Things」adv. 3,500円 (税込 .ドリンク代別)
7/18 (水) 京都
To be announced....
NICE BRO BRO 好朋朋
DSPS Release Party Tour with Homecomings
場次資訊^^
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